急性小脳炎 acute cerebellitis
【概念】
ウィルス感染やワクチン接種後におこる急性の小脳失調を主症状とする疾患(=急性小脳失調症)。急性散在性脳脊髄炎(ADEM)が小脳に限局したタイプと考えられる。1〜4歳の小児に好発する。
【臨床症状】
先行感染の後、数週間後に急速に失調性歩行や躯幹失調が出現し、歩行不能となる。そのほか、四肢失調、小脳性構音障害、筋緊張低下、眼振などもみられる。成人例ではオプソクローヌス・ミオクローヌス症候群を合併することもある。
【検査】
・血液検査:白血球減少や異型リンパ球の出現。
・髄液検査:軽度の細胞増加やタンパク増加(非特異的)。
・頭部MRI:小脳皮質や白質に病変(T2強調で高信号)。小脳腫脹(後に萎縮)。
【経過】
数週から数ヶ月で自然治癒する。
【註記】
【参考】
【改訂】2017-02-25