進行性白質脳症

進行性白質脳症


 頭部外傷や発熱・感染などを契機に階段状に進行する大脳白質障害。
 以下の3疾患が含まれる。
① 皮質下嚢胞をもつ大頭型白質脳症(MLC1の変異)
② 白質消失病(EIF2Bサブユニットの変異)
③ 卵巣機能障害を伴う進行性白質脳症(AARS2の変異)

 臨床的にはいったん獲得された運動機能が徐々に失われ、高次脳機能障害、てんかんなどを発症することがある。
 症状に多様性があり、同胞間でも変異が大きい。
 頭部MRIで特徴的な所見がみられる。