集合名詞 collective noun
集合名詞とは、いくつかの同種類のものの集合体を表す名詞。
1. 可算の集合名詞
1)単数扱いと複数扱いの両方があるもの(familyタイプ)
・集合体をひとまとめに考える場合、単数形で単数扱い。
・集合体の構成員のひとつひとつを考える場合、単数形で複数扱い。
・同族の集合体がいくつかある場合、複数形で複数扱い。
2)常に複数扱いされるもの(policeタイプ)
・複数形をとらず、a (an)も付かないが、複数扱いされる。
・theを付ければ、全体または特定のものを表す。
・複数を示す語を付けることはできる。
2. 不可算の集合名詞(furnitureタイプ)
・常に単数形で単数扱いされ、a (an)が付いたり複数形になることがない。
・much, littleなどで量の多少を表す。
・a piece of, an article ofなどで集合体のひとつひとつを表す。
3. 特殊なもの
① people
「人々」の意味では単数形で複数扱い。数を表す語を付けることができる。
「国民・民族」の意味では、a people, peoplesとなる。
② fish
「魚類・魚群」の意味では単数形で複数扱い。数を表す語を付けることができる。
個々の魚や魚の種類をさす時は、a fish, fishesとなる(普通名詞)。
「魚肉」の意味では単数形で単数扱い(物質名詞)。
③ youth
「青年全体」の意味では、単数形で複数扱い。
個々の青年をさす場合は、a youth, youths(普通名詞)。
④ fruit
「果物、食品としての果物」の意味では不可算名詞:単数形で単数扱い。
個々の果実や果物の種類をさす場合は、a fruit, fruits(普通名詞)。
⑤ hair
「髪(全体)」の意味では不可算名詞:単数形で単数扱い。
「髪の毛」1本1本をさす場合は、a hair, hairs(普通名詞)。
【註記】
【参考】
【作成】2017-04-01