法の種類

法の種類


 法 moodとは、話者の心理的態度により、述語動詞が語形変化するもの。

1. 直説法 indicative mood
 話者の心理を交えない叙述法

1)時制 tence:動詞が表す動作・状態の時間的関係を示す。
 現在 present、過去 past、未来 futureを基本時制 primary tenceとし、それぞれに完了時制 perfect tenceが対応する。
 基本時制と完了時制には、それぞれ進行形 progressive formがある。
 そのため、英語の動詞には以下の12時制があることになる。

  進行形
基本時制 現在 現在時制 現在進行形
過去 過去時制 過去進行形
未来 未来時制 未来進行形
完了時制 現在 現在完了時制 現在完了進行形
過去 過去完了時制 過去完了進行形
未来 未来完了時制 未来完了進行形

2)呼応 concord
 述語動詞が主語の人称・数に一致して一定の語形変化をとること。
 原則として主語が1つのものは単数、2つ以上のものは複数で受ける。

2. 命令法 imperative mood
 話者が命令や依頼の形で他者に働きかけようとする用法。
 常に動詞の原形が用いられ、主に命令文の形をとる。

3. 仮定法 subjunctive mood
 話者の願望・後悔・皮肉などの感情を交えた用法。
 表現される内容は、実現しない/しなかった/しないだろう事実である。
 述語動詞は一定の形を取り、時制の影響を受けない。

〈仮定法の4形〉
・仮定法現在 subjunctive present
・仮定法過去 subjunctive past
・仮定法未来 subjunctive future
・仮定法過去完了 subjunctive past perfect


【註記】


【参考】


【作成】2017-05-03