文型 sentence pattern
述語動詞は次の2つに大別される。
・自動詞 intransitive verb (vi):目的語をとらないもの
・他動詞 transitive verb (vt):目的語をとるもの
それぞれ補語を必要とするか否かにより、不完全と完全とに分けられる。
これらにより、文は次の5つの文型 sentence patternに分類される。
1. 第1文型:S + V
Vは目的語・補語を必要としない完全自動詞 complete intransitive verb。
2. 第2文型:S + V + C
Vは補語を必要とする不完全自動詞 incomplete intransitive verb。
補語には S = Cの関係が成り立ち、主格補語 subjective complementという。
3. 第3文型:S + V + O
Vは目的語を(1つだけ)必要とする完全他動詞 complete transitive verb。
4. 第4文型:S + V + IO + DO
Vは目的語を(2つ)必要とする完全他動詞。
間接目的語 indirect object (IO)は主に人を指し、原則として前に置かれる。
直接目的語 direct object (DO)は主に物を指し、原則として後に置かれる。
間接目的語と直接目的語の位置が逆になる場合、〈DO + 前置詞 + IO〉という形式になる(これは第3文型)。
5. 第5文型:S + V + O + C
Vは目的語と補語を必要とする不完全他動詞 incomplete transitive verb。
補語にはO = Cの関係が成り立ち、目的格補語 objective complementという。
*大部分の動詞は2つ以上の文型に用いられ、通常文型が変われば動詞の意味も変わることが多い。
【註記】
【参考】
【作成】2017-04-02