リチャード1世(獅子心王) Richard Ⅰ
リチャード1世(獅子心王)Richard Ⅰ, the Lion Hearted (Coeur de Lion)
(1189〜1199)
父:ヘンリー2世
母:エリナー
ヘンリー2世とエリナーの次男。父の晩年、兄ル・ジューンや父親と対立。領土をめぐって相争う。
1189年、父の死後イングランド王に即位。その後直ちに第3回十字軍に参戦。途中、仏王フィリップ2世とことごとく対立する。
1191年、イェルサレム北のアッコを攻撃。多数のサラセン人を大量処刑する。同年、ベレンガリアと結婚。
1192年、帰国途中、反目中のオーストリア公レオポルド5世に捕らえられる。その後、神聖ローマ皇帝ハインリッヒ6世に引き渡され、膨大な身代金と引き替えに釈放される。
帰国後直ちに仏王フィリップとの戦争のためにフランスに渡る。
1199年、シャリュで戦闘中の傷がもとで死亡。
妻:ベレンガリア Berengaria of Navarre(〜1230頃) 1191年結婚
旧スペインのナヴァール国王サンチョ6世の娘。
リチャードと結婚後、十字軍に同行。リチャードの死後、信仰生活にはいる。没年不詳。
生涯、一度もイングランドの土を踏むことはなかった。子供なし。