Ziggy Stardust ジギー・スターダスト
(David Bowie) 1972
(David Bowie) 1972
Now Ziggy played guitar
Jamming good with Weird and Gilly
And The Spiders from Mars
He played it left hand
But made it too far
Became the special man
Then we were Ziggy’s Band
Jamming good with Weird and Gilly
And The Spiders from Mars
He played it left hand
But made it too far
Became the special man
Then we were Ziggy’s Band
ジギーはギターをプレイした
ジャムの仲間はウィアードとギリー
それにスパイダース・フロム・マーズ
彼は左手でプレイした
でも腕前が段違いなので
特別な人間になった
今じゃぼくらがジギーのバンドだ
ジャムの仲間はウィアードとギリー
それにスパイダース・フロム・マーズ
彼は左手でプレイした
でも腕前が段違いなので
特別な人間になった
今じゃぼくらがジギーのバンドだ
Ziggy really sang
Screwed-up eyes and screwed-down hairdo
Like some cat from Japan
He could lick ‘em by smiling
He could leave ‘em to hang
He came on so loaded, man,
Well-hung, snow-white tan
Screwed-up eyes and screwed-down hairdo
Like some cat from Japan
He could lick ‘em by smiling
He could leave ‘em to hang
He came on so loaded, man,
Well-hung, snow-white tan
ジギーはマジで歌えた
目玉をギョロつかせモジャモジャの髪型で
日本から来た猫みたいだった
微笑みでみんなを蕩(とろ)かせたし
宙ぶらりんにしておくこともできた
現れるときはひどく酔っ払っていた
巨根をぶらさげ、雪白に日焼けして
目玉をギョロつかせモジャモジャの髪型で
日本から来た猫みたいだった
微笑みでみんなを蕩(とろ)かせたし
宙ぶらりんにしておくこともできた
現れるときはひどく酔っ払っていた
巨根をぶらさげ、雪白に日焼けして
So where were the spiders
While the fly tried to break our balls?
Just the beer light to guide us
So we bitched about his fans
And should we crush his sweet hands?
Oh yeah
While the fly tried to break our balls?
Just the beer light to guide us
So we bitched about his fans
And should we crush his sweet hands?
Oh yeah
で、蜘蛛(スパイダース)はどこにいたのか
蝿が一生懸命働いているときにさ?
ビヤホールの灯りに誘われて
奴のファンたちをこき下ろしていたのさ
それともあの器用な手を潰したほうがよかったか?
Ziggy played for time
Jiving us that we were Voodoo
The kids was just crass
He was the naz
With God-given ass
He took it all too far
But boy, could he play guitar
ジギーは冗談で時間を稼いだ
ぼくらをヴードゥーだとからかって
ガキたちはただの厄介者
奴は天与のケツをもった
アンポンタンだった
奴はなんでもやり過ぎだった
だけどさ、ギターの腕は最高だった
Making love with his ego
Ziggy sucked up into his mind (ah)
Like a leper messiah
When the kids had killed a man
I had to break up the band
自分のエゴと愛を交わしながら
ジギーは自分の心にへつらった
まるでレプラのメシアのよう
ガキたちがその男を殺したとき
ぼくはバンドを解散しなければならなかった
Ziggy played guitar
ジギーは凄いギターを弾いた
・アルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』(1972)
* The Spiders from Mars:実際のボウイのバックバンド
* screw-up:めちゃめちゃにする screw-downはそれから派生した造語か
* well-hung:巨根
* snow-white tan:雪のように白く、日焼けした;撞着語法か
* break balls:一生懸命働く
* Voodoo:ブードゥー教(西インド諸島などの民間宗教)のまじない師。アメリカのスラングでは「何かわけのわからんもの」らしい。無理やり訳せば「なんじゃもんじゃ」あたりか。
* naz (nazz ?):アンソニー・バージェス作『時計じかけのオレンジ』に出る造語.「fool」の意味らしい.
* suck up into:へつらう、媚びる、ごまをする
* leper messiah:イエスがレプラ(ハンセン病)患者を治癒した記述が新約聖書にある。
レプラ leper, leprosy(らい病)は、かつて病因が不明の時期に多かれ少なかれ差別的なニュアンスを以て用いられた言葉である。現在では細菌(らい菌)による慢性感染症であることが判明しており、かつ治療可能となったため、公式にはハンセン病 Hansen’s disease の名称が用いられ、レプラに類する言葉は使用が避けられている。
* screw-up:めちゃめちゃにする screw-downはそれから派生した造語か
* well-hung:巨根
* snow-white tan:雪のように白く、日焼けした;撞着語法か
* break balls:一生懸命働く
* Voodoo:ブードゥー教(西インド諸島などの民間宗教)のまじない師。アメリカのスラングでは「何かわけのわからんもの」らしい。無理やり訳せば「なんじゃもんじゃ」あたりか。
* naz (nazz ?):アンソニー・バージェス作『時計じかけのオレンジ』に出る造語.「fool」の意味らしい.
* suck up into:へつらう、媚びる、ごまをする
* leper messiah:イエスがレプラ(ハンセン病)患者を治癒した記述が新約聖書にある。
レプラ leper, leprosy(らい病)は、かつて病因が不明の時期に多かれ少なかれ差別的なニュアンスを以て用いられた言葉である。現在では細菌(らい菌)による慢性感染症であることが判明しており、かつ治療可能となったため、公式にはハンセン病 Hansen’s disease の名称が用いられ、レプラに類する言葉は使用が避けられている。
【note】
ボウイの1972年の傑作アルバム『ジギー・スターダスト』に収録されている作品。ライブでもよく演奏される人気曲。
地球の救世主として降臨してきたジギーがスターダムの中で自己愛に溺れ、最終的にはファンたちに殺害される経緯が、バンドメンバーのひとりの眼を通して描かれる。このジギー像にはジミ・ヘンドリクスのイメージが濃厚に重ねられている。
(エーリアス)