ウェセックス朝の王たち

ウェセックス朝の王たち


・エドワード(証聖者王) Edward, the Confessor(1003?〜1066:1042〜1066)
 父:サクソン王エセルレッド2世
 母:エマ(ノルマン公リシャールの娘)

 幼年時代、母エマはカヌート王と再婚。エドワードは義父を避けてノルマンディーに育つ。
 1042年、異父弟ハルデカヌートの死後、王位に就く。
 ウェセックス伯ゴドウィンの娘エディスと結婚するが、王と伯との対立により1051年に離婚。
 1066年、子なくして死去。
 在位中、ウェストミンスター寺院を創建する。

・ハロルド2世 HaroldⅡ(1022頃〜1066:1066)
 父:ウェセックス伯ゴドウィン
 母:ギサ(デンマーク王ハラルドの孫)

 若くしてイーストアングリア伯、ウェセックス伯となり、度々ウェールズに遠征する。
 ウェールズの王子グリフィズの妃オールジスと結婚し、悪政を行っていた妻の兄トスティーグをノーサンブリアから追放。これにより、長老会議(ウィタン)の支持を得て、エドワードの跡を継ぎ、1066年に即位。
 同年、トスティーグの協力を得てノルウェー王ハーラル3世がイングランド北部に侵攻。
 ハロルド軍がスタンフォード・ブリッジでこれを撃退した直後、機をうかがっていたノルマンディ公ウィリアムがイングランド南部に侵攻。ヘイスティングズの戦いでサクソン軍、ノルマン軍に敗れ、ハロルド戦死する。在位わずか10ヶ月であった。